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FXセルフメンタル

本能との共存

2016/09/07


cat-1044750_1280あなたは美しい女性を見るとどう思うでしょうか?

かわいい、美しい、触りたい、仲良くなりたい、

色々思う所はあると思います。

 

では包丁を突き付けたれたらどう思うでしょうか?

怖い、危ない、警戒モード、逃げるか戦うか、

 

美味しいケーキがそこにあると

食べたい、でも今はダイエット中だから我慢しないと、でも食べたい

 

趣向には色々なものがありますが、

人の行動の動機は大きく分けると

「痛みの回避」と「快楽の獲得」の2つに分けられます。

行動の根本は突き詰めていくと

この2つのどちらかにたどり着くことができます。

 

 

例えば、

・今すぐトレードして儲けたい、は 快楽の獲得。
損切りされるのが嫌だ、は 痛みの回避です。

・サプリメントを飲む行動の動機は、
健康を維持したいという(快楽の獲得)願望と
病気になりたくないという(痛みの回避)

・毎朝会社に行って働くのも
自分の生活の為、生きていくために(痛みの回避)の場合もあるし
車が欲しい(快楽の獲得)からそのために頑張ってる場合も
怖い上司に怒られないように、嫁にガミガミ言われないように(痛み)
子供の養育費を稼ぐため(子供の幸せ=自分の快楽、子供の将来不安回避)

・自分をもっと成長させたい動機は
幸せな将来を手に入れたい(快楽)
現状の不満を解消させるため(回避)
周りの人に承認されたい(快楽)

・タバコを吸いたい
タバコはうまい(快楽)
ストレス解消、イライラ軽減、安心する、手持ち無沙汰(痛み&快楽)
吸ってる俺かっこいい(快楽)

 

行動はそれぞれの願望が入り混じって最終決定しています。

 

 

お菓子を食べたい、でも我慢する!

我慢するのは結構ですが、

自分の意志で本能に抗えるほど人は強くありません。

食事制限のダイエットがたいてい失敗するのも

本能に勝てないわけですから当然といえば当然なのです。

(上昇トレンド中にショートするようなものですね)

 

本能にはいくつかあります。

その中でも現状維持プログラムも相当強力です。

わたしたち生物は、安全な環境で生きていられるならば

そこに定住しようとする習性があります。

痛みの回避と快楽の獲得で分ければ

これまでの安泰な生活 なので

現状維持も「快楽の獲得」に属するのと思います。

 

人も動物も同じで快楽を求めたがります。

美味しいものは食べたい、当然です。

 

 

・美味しいものは食べたいけど食べ過ぎは良くない

人間は頭がイイのでそのように思って、

自分でブレーキをかけることができます。

 

しかし本能は強力です、いつまでも見える所に置いていると

つい誘惑に負けてしまって食べてしまします。

 

有名な実験でマシュマロテストというものがあります。

子供が大好物を前にして我慢できるかどうかの実験です。
ここからいろんなことを学ぶことができます。
子供が鼻くそをほじって食べるのも痛み・不快の回避かもしれません

我慢できる子は自分の欲求を上手く反らすことに成功します。

本能(欲求)は抑制することができないので、

代替案として回避、コントロールするのです。

戦って勝てない相手なら逃げるのも戦略です。

 

 

これをトレードに置き換えると(やっとトレードの話がでてきたか)

世の中ポジポジ病に悩んでる人がたくさんいます。

(この名前はダサくてとても嫌いですが仕方なく使ってます)

色んなブログを見ると耳にヒトデがくっつくくらいよく聞きます。

 

ポジポジ病の人は、とにかくトレードをしたくてたまりません。

病原体は稼ぎたい欲求が強いからです。

お金を稼ぐためにトレードをしているので、抑えるのは難しいです。

稼ぎたい欲求がなければトレードをやめてしまいます。

そもそも欲求を消すことはできません。

しかし欲求を抑えられないと自分勝手な希望的観測でトレードしてしまい

結果連敗に繋がります。

負けると怒ったりして、リベンジしようとします、

先程よりもさらに今稼ぎたい欲求が強くなっているので更に自分勝手に

次は上がる!と無謀なトレードを繰り返します。
(私はこの負のスパイラルで1日に1000Pips程失ったことが何度もあります)

 

もう一つの病原体は怒りに任せて取り返したい欲求です。

私も長い間侵されていました。

 

このポジポジ病の処方箋はチャートを閉じるです。

見ると欲しくなるので(エントリーしたくなります)

マシュマロテストで言えば

大好物を視界の外へ追いやります

そうすれば「チャンスを逃したくない欲求」

を刺激するものは何もありません。

突然の急騰で血が騒ぎ、「チャンスを逃してしまった怒り」も無くなります。

そうすることによって、本来の仕事、「待つこと」に集中できます

 

「チャートを見ていないとチャンスが来た時に見逃してしまうじゃないか」

そう思う人もいるかもしれません。

 

しかし、チャートを見ていてそのチャンスをものにしたことはありますか?

それまでに余計なことをたくさんした損失とどちらが大きいですか?

パレートの法則というものがあります。(8020の法則とも言われます)

全体の8割の売上は2割の社員が稼いでるっていうことですね。

簡単に言うと利益の80%は2割のトレードが占めている という事。

また、チャートを見てる時間の8割はムダってことです。

チャートを見てもわからないのなら見てなくても同じです。

サラッとみてわからなければその後見る必要もないってことですね。

 

 

心配ならアラームを設定しておけば

価格が大きく動いた時には知らせてくれます。

 

具体的に言えば

レンジ相場でブレイクについて行くと計画しているなら

レンジブレイクでアラームを仕掛けておけば

「アラームが鳴ってから押し目が入ったら買う」

と計画できます。チャンスを見逃すこともありません。

仮にブレイクでそのまま行ってしまったら、という異論もありますが

チャートを見ていてもどちらにしろ押目買いなどできませんし。

 

よく「その時の状況を見て考える」って言う人がいますが

大抵の場合は分析をまともにやってない人の言い訳です。

 

ストレスフリーでトレードをするには

常にチャートを眺めてガツガツやるより

ポイントに来た時だけアラームがなってから

チャート分析するほうが楽だと思いませんか?

 

 

・・・とはいっても、

閉じてもチャートが気になりますよね。

 

 

これまでさんざん説明してきましたが、

でも、そもそもですが、ポジポジ病の悩みを抱えてる場合

・今のあなたのトレードに優位性はありますか?

・長期的に勝てる自分の得意トレードを持ってますか?

・それはどのくらいのリターンが望めるか検証しましたか?

それが即答できないならリアルトレードを

すればするほどお金が減るだけなので、

一度立ち止まって今何をすべきか一度自分なりに考えてみてください。

 

バットの持ち方もわからないのに試合に出場したい

と懇願しても監督が許さないと思いますよ。

 

ぜひ参考になればと思います。

 

 

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