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FXセルフメンタル

規律とは論理である。ルールを守るために必ず心得ておくべきこと

2017/01/18


今回は「ルールを守るために必ず心得ておくべきこと」
ということについてお話していきます。

そもそも、トレードを学ぶための前提条件が間違っていませんか?

あなたはどういう動機でFXを始めようと思っただろうか?

・簡単に勝てる、
・必勝の手法で勝てる、
・サクッと何Pips
・たった数分で30万稼げる

あなたがトレードを始めた動機は
まさにこのようなものだろう。
そう言う謳い文句でFXが宣伝されている以上、
こういう思いでこの業界に入ってくる人がほとんどだと思う。

もちろん私もそうだ。
始める動機はなんでもいい。
興味を持つキッカケに過ぎないからだ。

しかし、このような考えのままトレードを学んでいても
一生勝てるようにはなれない。

仮に運良く一時的に勝てたとしても、
また資金を減らしてしまった時に必勝法を信用できなくなり、
他の必勝法を探して彷徨うのが落ちだ。
よくありがちな負け組のパターンだ。

このように思っている人は
今すぐにでも根本の考え方を修正したほうがいいだろう。

サクッと儲けたお金はサクッとなくなるのが世の常だ。
宝くじやギャンブルがいい例だろう。

自分の地盤がゆるいのに
どんなに素晴らしい建物を立てても安定することはないだろう。

そんな考えのまま学習を続けていても決して勝てるようにはなれない。
なぜなら、前提条件が間違っているからだ。

数学は論理の学問だ。
数学の例で言えば「X=2」を前提条件として計算しなければならないところを、
「X=1」と間違ったまま、いくら計算しても永遠に答えにはたどり着かない。
前提条件が間違ったままだと、その後ろは全て間違っているということになる
それが論理と言うものだろう。

前提条件の間違いは病気と同じで早めに発見して
早めに治療する必要がある

そもそもトレードはサクッと簡単に勝てるものではない。

己の欲や恐怖としっかり向き合う必要がある。
スポーツやビジネスとほとんど同じだ
泥臭いことを地道に続けてきた先に、報酬としての利益が待っている

正しいことをしないと利益には結びつかないのだ。
逆に言えば、正しいことをしていれば利益は自然と出てくるものだ。
その正しい型をゆっくりと地道に鍛え上げ、必然的に利益を出していくものだ。

ビジネスでは、

中小企業でもどんぶり勘定やカンで商売している会社や
客をダマシてでも 取れるところから取ってやろうという社長も多い。
しかし、そういうやり方では時流にたまたまのった今は利益をあげられても
5年10年と長期的に利益を上げることは難しいだろう。
まず顧客を喜ばせて、信頼してもらい、
その対価を頂いて、長い付き合いをしていく のがビジネスだ。

スポーツでは、

正しいフォームさえしっかり身につければ
自然と早く走れるし、早く泳げるし、球を遠くに打ち返すことができる。
小手先のかっこいいテクニックより、泥臭い走り込みや素振りが大事なのは
フォームという土台をしっかり固めるためだ。
ちょっとセンスがあるからといって
間違った自分のやりかたで一時的に活躍は出来ても
フォームや基礎がしっかりしてないと
・怪我しやすくなったり、
・疲れやすくなったり
・変な癖がついてある程度以上は上手くなれないし、
長期的にみたら地道にやってきた人に抜かれてしまうだろう。

トレードでも同じように、

負け続けているひとは土台がとてもゆるい。
まずは考え方という土台をしっかりと固め
エントリーするためのフォームを練習し
繰り返し練習してじっくりと鍛えておく必要がある。
固まってくると自然と利益がでてくるはずだ。

そのためには長い地道な努力が必要だが、
強固な土台さえできれば、多少荒波で資金が吹き飛んでも
冷静に淡々と体勢を立て直していくことができるだろう。

事実だけを並べて論理を追っていけば 間違いは起こらない

「上昇トレンド」を定義すると、
「高値が切り上がり、安値も切り上がる」とある。もはや当たり前だ。
この条件を満たしている限り、その時間足では買い目線継続だ。
その条件が崩れない限り間違っても逆張りすることはないはずだ。
このような事はどの本にも当たり前に書いてある。

しかし、トレードの教科書に
「トレンドがでてる時は逆張りしてもいい時もある。。」
なんてどこにも書いてない。
上昇中は上を狙うのが鉄則だ。
サッカーで言えば手を使ってはいけないのと同じ。当たり前だ。

・押し安値を割ったから、一旦上昇は止まって、レンジか下降の可能性も視野に入れる。
・実体できちんと抜けてから、戻ってきたらブレイクラインでエントリーする
このようにしっかりと定義しておけば間違いは起こらないのだ。

しかし、その鉄則を破ってしまう。なぜだろう?
それは自分の中で期待や予測を作り上げてしまうからだろう。

「期待」は自分の中の「感情」で作り上げたものだ。
それは、自分勝手な思い込みの原因となる。
この勝手に思い込んだシナリオは自分しか見ることができない
だから信憑性が低い。根拠もない。
期待や予測はただの妄想だと思っていい。

そうではなく、世界で起こってる「事実」だけに目を向けるのだ。
完成したチャートは動かしようのない「事実」。
「あなたの期待」(妄想)はあなたしか見ることができない。が、
「完成したチャート」(事実)相場参加者全員が同じものを見ているわけだ。

「妄想」は自分の心が揺れれば、いつでも好きなように改竄することができるが、
「事実」は自分の心が揺れても、決して動かない

・期待、妄想=すぐ動く柔らかい素材
・事実=しっかり固定される硬い素材

家を建てるにも、土台がグラグラするのは不安だろう。
しっかり固定されている方が安心なはずだ。
根拠の筋道を建てるにも、土台は固定されているべきだ。

きちんと事実だけを並べて論理を積み上げて、説明する事が必要だ。

事実だけを元に、この時間足ではどこまで狙える、という論理が固まってくる。
どうなったらどうすると規定しておけば、間違うこともないだろう。
自分の感情は抜きで事実のみで考えるのが論理だ。

あとは
・この時間足ではココまで狙うことが可能
・この時間足ではココまでは売ることはできない

というように論理のピースを組み立てていけば
狙って良い所が限定されてくるはずだ。
そうしてエントリーして良いところがあぶり出される
そこの中で狙っていけばいいわけだ。

負けてるトレードを分析してみると、
・エントリーポイントでパターンがでてなかったり、
・雰囲気だけで「トレンドがでそう」と勝手に解釈して意気込んでいたり、
・形だけみて「トレンドがそろそろ崩れそう」とショートしてみたり
・ブレイクするまではいけるはずのない壁の向こうに利食いが設定されていたり

しているだろう。これは全て妄想だ。

これを書いていると、おばけを信じる人に近い、とさえ思った。
説明できない「何か」が勝手に見えて、それを信じている状態だ。

それも同じく妄想だろう。

お化けを根拠もなく信じるのではなく、
事実という硬い素材だけで作ったパズルのピース を組み立てるように論理を追っていこう。
そうすれば間違いはだいぶ減るはずだ。

なぜそう考えるのか?自分の根拠を論理的に説明してみる

なぜそう考えるの?ココはこうじゃないの?
と言われるとムッとする人がいる。

しかし、そのような質問はとても喜ぶべき質問だ。
なぜなら、なぜそう考えたのか自分の思考プロセスを
再認識せざるを得ないからだ。
疑問や反論は自分を見つめ直すチャンスだ。

そこでしつこく聞いてくる人に不快感を感じるということは
説明できない所を突いてきてる=答えられない=不快
ということだろう。
簡単に答えられることを聞かれて不快になることはまずない

ということは説明できないところでエントリーしてしまっている
ということがあぶり出された瞬間なのだ。

物事を学習するプロセスも同じだろう。
自分が理解していないことは、決して説明することができない
途中で言葉が詰まってしまうものだ。

相手はあなたの論理が、よくわからないから
論理に違和感があるから、疑問がでてきたのであって、
理解できていない自分に気づかせてくれるチャンスをくれたのだ。

仮に説明できたとしても、
・ブレイクしそうだったから
・上がりそうな気がしたから
・そろそろ上昇が止まりそうだったから
など感情的な発言ではダメだ。

「なんとなく」では説明になっていない
「暗い墓場だからオバケがでそう」というのは根拠とは言わない。
ただの妄想だ。

例えば、あなたは会社の会議に出ているとしよう。
一人の発言者Aが「売れそうだからスマホ新事業を始めます」と発言する。
そうすると、あなたはその根拠を聞きたくなるはずだ。
なぜそう思うの?根拠は?と。

根拠を説明するためにはデータや数字(事実)を元に
発言者がどう考えて、何故売れそうだと思ったのか、
詳しく説明して欲しくなるはずだ。

「売れそう」といったふわふわ浮いたものではなく

しっかりと地に足をつけて
きちんと事実を並べて論理を積み上げて、説明する事が必要だ。

なぜ?と質問された時にしっかりと
「ココがこうなった事実があるから、今の状況ではココまでは狙える」
と具体的に説明してみよう。

言葉に詰まってしまったら、
トレードの根拠を説明できない=感情に流されて妄想でトレードしている
または、「完全に理解できていない」ということの証明にもなる。

また、「わからない」ところが認識できただけでもかなりの発見だろう。
わからないところが明確になると改善点もはっきりしてくる
次にやるべきことが見えてくるのだ。

日頃から自分のトレードを説明できるように訓練しておこう。

説明する練習のためにも
・トレードノートにチャートと根拠を記録するもいいだろう
・動画でトレード根拠と結果を説明してみて
自分の説明を客観的に見てみるのもいいだろう
・友人同士で説明や指摘し合うのも楽しいかもしれない。

スラスラと説明できるように
何度も何度も繰り返しアウトプットしていこう。

そうした事を続けていれば、
必ずあなたの実力は付いていくるはずだ。

 

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